【医療安全】医療従事者とともに :「正義」のバトンを繋ぐ、私の新たな使命―

皆さま、こんにちは。シバケンこと柴田建一です。

2026年も早いもので4月が終わりを迎えます。福岡の街も新緑が美しく、生命の息吹を感じる季節となりました。日々、地域の健康と命を守るために、病院やクリニックの最前線で尽力されているすべての医療従事者の皆さまに、心より敬意を表します。

63歳。人生の第4クォーター。私は今、これまでの歩みを振り返りながら、自分が果たすべき「本当の役割」について、静かに、しかし強く思いを馳せています。


目次

1.原点にあるのは「誰かのために」という願い

私が警察官という道を選んだのは、今から約40年前のことでした。 「地域の安全と安心を守りたい」「人のため、社会のために自分という存在を役立てたい」。その一心で警察官になり、福岡県警察で37年間、この街の平穏を願いながら職務を全うしてまいりました。

警察官として過ごした時間は、私にとって「正義」とは何かを問い続ける日々でもありました。困難に直面している人の力になり、誰もが安心して暮らせる社会を築く。その使命感こそが、私の人生の背骨となってきました。

2.医療という「もう一つの最前線」を支える覚悟

警察官を退職した後、福岡市医師会で安全対策のアドバイザーを務める機会をいただきました。そこで私は、警察の現場とはまた異なる、しかし同じように尊く、そして過酷な「最前線」を目の当たりにしました。

それは、医師、看護師、検査技師、そして受付や事務の方々など、職種を問わず「チーム」として地域の命を繋ぎ止めるために心血を注ぐ皆さまの姿です。 しかし、その尊い現場で、一部の心ない言動や理不尽な振る舞いによって、皆さまが深く傷つき、孤独な戦いを強いられている現実も知りました。

「人を助ける立場だから、多少のことは我慢しなければならない」 そう自分を律しながら、理不尽な状況に一人で耐え忍んでいる皆さまの姿を見たとき、私の心に、かつて警察官を目指した時と同じ熱い思いが込み上げてきました。

3.皆さまを支えることが、私にとっての「社会貢献」

医療に従事する皆さまは、福岡という街の「命のインフラ」そのものです。 医師が診断し、看護師がケアをし、技師が正確なデータを出し、事務の方が円滑に運営を支える。このバトンリレーが滞りなく行われるからこそ、地域の健康は守られています。

私にとって、医療現場で働くすべての方々をサポートすることは、単なる仕事の枠を超えた「新たな使命」です。皆さまを支えること。それは、皆さまを通じて福岡に住むすべての人々の安心を守ることであり、私にとっての「社会貢献」そのものなのです。

かつては「地域の治安」を守ることで正義を貫いてきましたが、これからの第2の人生は、命を守る皆さまをハラスメントという理不尽から守ることで、新たな「正義」の形を追求していきたい。そう強く、意気に感じております。

4.皆さまの傍らで、共に歩むということ

「是(ぜ)は是、非(ひ)は非」という確固たる物差しを持ち、理論と事実に基づいた守りをお伝えすること。それは、皆さまに我慢を強いるためではなく、皆さまが安心して本来の使命に専念していただくための「盾」を準備することに他なりません。

私は、皆さまを孤独にはさせません。 医師も、看護師も、技師も、事務の方も。現場に立つすべての人が、背後を気にすることなく目の前の患者さんに集中できる環境を整えたい。私が警察人生で培ってきたすべての経験と、事案分析の知見は、そのためにあります。

皆さまが笑顔で職務に当たれる環境こそが、結果としてこの街全体の幸せに繋がると信じています。

👉 あわせて読みたい参考記事 私が警察署長として、また長年の刑事・法執行の現場で目撃してきた「組織の盲点」と「人間心理の綻び」。東大医学部という最高峰の聖域で起きた贈収賄事件をリスクマネジメントの観点から鋭く分析し、組織を本当の意味で救うための『謙虚さ』と統治のあり方について綴った、こちらの随想コラムもぜひ合わせてお読みください。【事案分析】東大教授逮捕が暴いた「聖域」の盲点。 ― 警察署長が見た、組織を救う『謙虚さ』の設計図 (https://shibaken-poli.com/2026/05/02/%e3%80%90%e4%ba%8b%e6%a1%88%e5%88%86%e6%9e%90%e3%80%91%e6%9d%b1%e5%a4%a7%e6%95%99%e6%8e%88%e9%80%ae%e6%8d%95%e3%81%8c%e6%9a%b4%e3%81%84%e3%81%9f%e3%80%8c%e8%81%96%e5%9f%9f%e3%80%8d%e3%81%ae%e7%9b%b2/


結びに代えて

人生の最終章に向けて、私は再び、社会のために自分の命を燃やせる場所を見つけました。

「安心(あんしん)」な現場を、皆さまと共に「安進(あんしん)」……安らかに、一歩ずつ未来へ進んでいけるように。 私の思いが、今、現場で一人悩まれているどなたかの力になれば、これ以上の喜びはありません。

これからも「福岡医療カスハラ研究所」という場を通じて、皆さまと共に福岡の医療の未来を、そして地域の笑顔を守り続けていきたいと願っております。

皆さまの献身的な日々が、正当に評価され、守られるものであるように。 私はこれからも、皆さまの傍らで全力で並走してまいります。

👉 公的エビデンス:厚生労働省の公式指針はこちら 組織として講ずべきハラスメント対策の公的な基準については、厚生労働省発出の以下の指針をご確認ください。 【厚生労働省】労働施策総合推進法に基づく「事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針」 (https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001662584.pdf)事案分析と解決の設計士 柴田 建一(シバケン)

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